前回紹介したトレーシングの協定文を紹介します。
日マレーシアFTA/EPAの協定文29条の2の抜粋です。
言ってる事がよくわかりませんのでざっくり解説します。
前条4(b)というのは原産資格割合の計算です。
非原産材料である二次原料を使用した一次原料が
原産材料として認められるためにQVC(原産資格割合)が基準になる場合で
基準に達していなくても、原産品として認められる一部分は
原産品としてカウントしてよいという事です。
但しこの一次原料は最終的に28条1のC(品目別分類規則)を満たして
製品になる事が条件となります。
以下に英文の日マレーシア協定文の29条の2も紹介します。
Article 29 Accumulation
2. For the purposes of calculating the qualifying value content
of a good under subparagraph 4(b) of Article 28 in determining
whether the good qualifies as an originating good of a Country,
the value of a non-originating material produced
in the territory of either Country and to be used in the
production of the good may be limited to the value of
non-originating materials used in the production of
such non-originating material,
provided that the good qualifies as an originating
good of that Country under subparagraph 1(c) of Article 28.
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