HSコードの選定は複雑な要素から判断を求められる事から
税関による事前教示制度を活用して申告前にHSコードを確定する事が
後々のトラブルを避ける為に重要です。
しかし、この事前教示制度自体利用するのに手間が多い為、
多数の貨物を扱っている場合はなかなか利用しずらい部分があります。
そこで便利なのが事前教示回答事例のデータベースです。
日本の事前教示回答事例
アメリカの事前教示回答事例
上記データベースに検索ワードを入れると
関連する事前教示回答事例を見る事ができます。
裁判所の判例検索のようなイメージですね。
非常に細かな視点でHS分類の原則と照らし合わせた回答が多数
掲載されているので非常に勉強になります。
運よく自分が調べたい貨物と同一のものがあれば非常に参考に
なると思われます。
しかし、上記2点のデータベースは品目詳細が全て文書で記載されておりますので
本当に自身が調べたい品目かどうかの判別が難しいという点があります。
その点EU税関の事前教示データベースは画像も含めて回答している事例が
多くあります。
以下”shoes”での検索結果です。
これらの貨物にEU税関のHS分類に関する見解と結論が掲載されております。
もちろん国による独自の見解の違いというのもあるので
このデータの通りに申告すれば100%間違いないと言い切る事は
できませんが、非常に参考になるデータベースですので
以下の3点は個人的にお気に入りです。
是非一度ご覧になってみてください。
日本の事前教示回答事例
アメリカの事前教示回答事例
EU税関の事前教示回答事例