さきほどの投稿でHSコードには9桁のコードがあると説明しました。
このコードは各桁数によってそれぞれ意味と名称を持つので紹介します。
例えば4901.99-000というHSコードがあったとします。
これは一般的な書籍のHSコードですが、
書籍といっても細かく分かれますのでどのようにしてこのHSコードが
選定されるのかを説明します。
1.頭2桁の49は類と呼ばれ、大まかな分類に使用されます。
2.頭4桁の4901は項と呼ばれ、少し細かな分類になります。
3.頭6桁の4901.99は号と呼ばれ更に細かな分類になります。
頭2桁の49という類では
「印刷した書籍、小冊子、リーフレットその他これらに類する印刷物」
という幅広い分野の貨物を指定しています。
頭4桁の4901の項では上記の印刷物から更に細かい種類の貨物に
割り振られます。
例えば
4902であれば新聞雑誌
4903であれば幼児用の本
4904では楽譜というようにより細かに品目細分がされます。
頭6桁の号では更に細かな分類になります。
4901で一般書籍と特定したうえで
4901.91の号では辞典となり、
4901.99では辞典以外の一般書籍というようにさらに細かな分類がされます。
残り3桁ありますがそろそろ嫌になってきますよね?(笑)
次回はHSコードの国際基準についてお話させていただきます。