本日の日本経済新聞によると
日本からのコメの輸出量が過去最高になったようです。
日本のコメは高くて海外ではなかなか受け入れてもらえないという
意見もありましたが、少しづつ人気が出てきているようですね。
これから日本と各国とのFTA/EPAがどんどん締結されていけば
相手国でのコメに対する関税が下がり、輸出量もこれに合わせて
増えていく事が予想されます。
FTA/EPAによって日本に入る輸入貨物の関税を撤廃すれば
農家に対するダメージも大きいかと思われますが
海外への輸出が加速すれば日本の経済活性化のきっかけに
なるのではないでしょうか?
JA全農は輸出用米という3~4割価格を抑えた米を輸出しております。
採算的には厳しいようですが海外に日本の米を認知してもらう
という点では良い取り組みではないでしょうか?
その逆で日本の品質を全面に売り出した高級日本米も
裕福層の間で少しづつ人気が広がっているようです。
是非日本産ブランドにがんばって頂きたいですね。
輸出相手国での関税についてですが、
米は基本日本で完全に生産されるものですので
原産地証明書では完全生産品という位置づけになり、
実質的変更基準の検討は基本的には不要ですが
米から生産される加工品の場合、
第三国の原料が関わる場合がありますので
その際は品目別分類規則などを考慮する必要があります。
食品の実質的変更基準の検討は大変ですが
相手国での関税免除ができれば輸出が加速する事は間違いないでしょう。