プーチン大統領はベトナムで11/10に開かれるAPEC首脳会議に向け、
アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を評価し、
推進する意思を論文にて表明しました。
最近出てこないワードだったのでどうなったのかと思っておりましたが
もしかしたら今回のAPEC首脳会議で動きがあるかもしれません。
FTAAP構想におけるAPEC加盟国は以下の通りです。
日本
アメリカ
カナダ
メキシコ
ペルー
チリ
オーストラリア
ニュージーランド
シンガポール
マレーシア
ベトナム
ブルネイ
中国
ロシア
韓国
インドネシア
パプアニューギニア
フィリピン
タイ
香港
台湾
アメリカのTPP離脱表明があったことからRCEP,FTAAPが進めば
中国が強い主導権を持つことが考えられます。
プーチン大統領による表明は中国と一緒に経済主導権を握るという
目的があるのかと思います。
日本としてはアメリカを含むTPPを締結し、
これに対抗したいと考えるでしょうが
現時点では実現は難しそうです。
また、先日ダナンで開かれていたAPEC閣僚会議ですが
閉幕予定だった11月8日の夜になっても各国の意見がまとまらず
9日朝に会議を再開するという事態に陥ったようです。
自由貿易の推進、保護主義への対抗策について
意見の相違があったとの事です。
APEC閣僚会議の延長は異例であり、
多数国間での協定の取り決めがどれほど難しい事かが伺えます。
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