特恵関税適用貨物を輸入した後は事後調査や検認対策の為に
過去の許可書を再確認する事があると思いますが、その際には
「原産地識別コード」を再確認する事をお勧めします。
日本での輸入申告はNACCSという端末を使用して行い、申告時に入力する
特恵関税の種類、原産地のコードが非常に細かく設定されており、
見ただけではどの特恵関税を適用しているのかがわかりにくいと思います。
本記事では輸入許可書の「原産地識別コード」の読み方を紹介します。
目次
原産地識別コードの基本
輸入許可書には品目ごとの欄が設定されており、各欄に「原産地」という
項目がございます。(以下の画像の赤枠部分)
この赤枠部分のコードを見ることによって、どの国の原産貨物に対して
どのFTA/EPA協定を利用して関税削減したのかがわかります。
上記の例ではXE–XXXXXXE–XXXEと記載されておりますが実際は
最初のXEの部分は原産国のコード2桁で表示されます。(中国:CN,アメリカ:US)
真ん中のXXXXXXXEの部分は原産国の名称が表示されます(CHINA,USA)
最後のXXXEの部分がどの協定を使用したかを表します。
原産地証明書識別のコード一覧がこの4桁のコードを解説しておりますので
是非参考にしてみて下さい。
協定別原産地識別コード
一般特恵関税やFTA/EPAでの特恵関税を使用する場合の原産地識別
コード一覧は以下になります。(TPPと日欧は別に紹介します。)
TPP原産地識別コード
TPP特恵関税率適用品目の原産地識別コード一覧。
日欧EPA原産地識別コード
日欧EPA特恵関税率適用品目の原産地識別コード一覧。
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